更新日:

2026/11/6 10:18

初回提案の見直しから始まったサイト制作。漫画制作会社と一緒に「自社らしさ」を整理し、コーポレートサイトを完成させた事例

株式会社サナリィ・エンターテインメントのコーポレートサイト制作

株式会社サナリィ・エンターテインメントのコーポレートサイト制作

オリジナル漫画の制作・配信を手がける会社のコーポレートサイト。最初のデザイン提案が響かなかったあと、GOROは何を変えたか。

クライアント
株式会社サナリィ・エンターテインメント

プロジェクトの概要
出版社やIT・ゲーム企業などの取引先を対象とする、漫画制作会社 株式会社サナリィ・エンターテインメントのコーポレートサイトを、Framerで制作しました。

スコープ
#デザインコンセプト提案 #情報設計 #CMS設計 #デザイン #Framer実装

期間
約4ヶ月

コーポレートサイト
https://sanari-entertainment.co.jp/


サマリー

  • 課題:取引先に向けたコーポレートサイトに、BtoBらしい信頼感とエンタメ企業らしい遊び心の両方が求められた。最初のデザイン提案はどの案もイメージに合わないという評価だった

  • 施策:フィードバックを分解し、「見た目は装飾を削って見やすく」「遊び心は動きで出す」「作品が主役」の3つの方針に言い換えた。参考サイトの動きを一緒に見てイメージをそろえ、ファーストビューのラフから方向性を選んでもらったうえで制作を進めた

  • 成果:信頼感と遊び心を両立したサイトを2026年9月に公開した

信頼感も、エンタメらしさも。言葉にしにくい「らしさ」が求められた

株式会社サナリィ・エンターテインメントは、オリジナル漫画の制作・配信と、出版社やIT・ゲーム企業などからの受託制作を手がける漫画制作会社です。

これまでサナリィ様は創業まもないタイミングで事業活動を優先していたこともあり、まだ本格的にコーポレートサイトを用意していませんでした。しかし、事業を広げるにあたり、取引先になりうる企業やメディアに向けた「会社の顔」が必要になりました。問い合わせの受け皿を用意しておきたい、というのが今回のサイト制作の目的です。

サイトを訪れるのは、作品の制作を依頼したい企業や、配信作品を探しているプラットフォームの担当者です。企業サイトとしての信頼感は欠かせません。一方で、漫画を扱う会社として、エンタメらしさも大事にしたい思いがありました。

ただ、「エンタメらしさ」は人によって思い浮かべるものが違います。どんな見た目なら自社らしいのか、最初からはっきり言葉にできる会社は多くありません。その「らしさ」の中身を探るところが、制作のいちばんの山場でした。

Studioでの制作を検討するなかで、Framerの提案を採用

サナリィ様は、Studioのエキスパート紹介ページでGOROを見つけ、Webサイト制作のご相談をくださいました。

当初はStudioでの制作を考えていましたが、GOROからはFramerを提案しました。予算の範囲で、アニメーションやギミックをより豊かに表現できるためです。Framerを選んでいたことは、のちに決めた「遊び心は動きで出す」という方針を形にするうえでも役立ちました。

最初の提案が響かなかったところから、方針を組み直すまで

最初の提案に返ってきたのは、率直なフィードバック

キックオフミーティングのあと、GOROはデザインの方向性を5案用意しました。「エンタメ」から「ビジネス」までを1本の軸に見立て、その上に5案を並べて比べられるようにしています。ピンクとハーフトーンでポップに振った案、モノトーンを基調にカラフルな吹き出しをあしらった案、未来へ続く扉を象徴的に描いた落ち着いた案などです。

岡田様からは、どの案もしっくりこないという率直な感想をいただきました。漫画といえば吹き出し、という発想は安直に感じる。かといって抽象的なイメージに寄せると、何の仕事をしている会社なのかが伝わらない。コーポレートサイトとして見やすさや安心感は大前提にしつつ、エンタメ企業らしい遊び心がもっとほしい、という内容です。

最初の提案が外れることは、制作の現場では珍しくありません。大事なのは外れたあとにどう動くかです。

フィードバックを分解して、方針を定めた

このフィードバックには、「漫画らしい装飾はありきたり」「抽象的すぎると何の会社かわからない」という2つのNGと、「見やすさと安心感」「遊び心」という2つの要望が入っています。そのまま解釈しようとすると、遊び心を出せばわかりにくくなり、わかりやすくすれば面白くなくなる、という板挟みにも見えます。

振り返ると、最初の5案はどれも、エンタメとビジネスの間のどこで折り合うかを1本の軸の上で探るものでした。提案が外れた原因は、2つの要望を同じ場所で解決しようとしていたことにあるとGOROは考えました。そこで、見た目と動きで役割を分けることにしました。

  • 画面の見た目(UI)は、余計な装飾を削って、BtoBとしての見やすさと安心感を優先する

  • エンタメらしさは、スクロールに合わせたなめらかなアニメーションや、マウスを乗せたときに現れる仕掛けなど、「動き」で表現する

  • どのページでも、主役はサナリィ様の作品にする

文章のやりとりで終わらせず、同じ画面を見てイメージを揃えた

ただ、動きの良し悪しは文章だけでは伝わりません。「なめらかなアニメーション」と書いても、思い浮かべるものは人によって違います。方針の文面だけで決めて制作に入ると、また同じズレが起きるおそれがありました。

そこで、修正に入る前に、参考になる他社サイトの動きを見ながら30分ほど話す時間をもらえないかと提案しました。

直接話して認識をすり合わせたことで、目指すデザインのイメージがはっきりしました。

そのうえで、方針に沿ったファーストビューのラフを複数案つくり、岡田様に選んでいただいてから、配色を含めて具体化しました。

信頼感と遊び心を両立したサイトを公開

画面は装飾を抑えて見やすくし、遊び心は動きで出しています。見た目と動きで役割を分けたことで、最初のフィードバックで求められた「見やすさや安心感」と「遊び心」の両方をかなえる形になりました。

そのいちばんわかりやすい例が、トップページの作品の見せ方です。書影をハーフトーン(網点)で表示し、マウスを乗せるとカラーに切り替わるようにしました。サイト全体の世界観を保ったまま、カーソルを合わせた作品だけが色づいて目に入ります。ひとつの仕掛けで、「動きで遊ぶ」と「作品が主役」の両方を満たしています。ハーフトーンは、漫画表現のルーツである印刷とのつながりも考えて選びました。

成果

  • 本格的なコーポレートサイトを持っていなかったサナリィ様が、取引先やメディアに向けて会社の情報を発信できる場ができた

  • 作品やお知らせをサナリィ様自身で登録・更新できるため、新しい作品の公開や会社のニュースを自分たちのタイミングで発信できるようになった

今回は、GOROの「コーポレートサイト制作」をもとに進行させていただきました。

クライアントからのコメント

「エンタメらしさ」かつ漫画の会社であるということを表現するのは、どうしても安直なアイデアに行きつきやすいので、最初は心配な部分もありました。ただ、こちらの意見を根気強く汲み取ろうとしてくださったGOROさんの姿勢に感謝しております。おかげさまで良いホームページになったと感じております。

株式会社サナリィ・エンターテインメント

取締役 岡田篤宜

クレジット

ディレクター:旭俊成
デザイナー:櫻井まこ、栗田茉奈、矢部珠希
Framer構築:栗田茉奈、矢部珠希

Share on

We

Are Hiring!

Create Services Together.

Create Services

Together.

Join

GOROでは一緒にサービスを作る仲間を募集しています。

View More

Works

制作実績

実績インタビューPartnerお知らせ
会社概要コラム
実績インタビューPartnerお知らせ会社概要コラム
プライバシーポリシー

© 2021 GORO, Inc. All Right Reserved.