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ホームページリニューアルの進め方|8つの手順と社内の準備

ホームページリニューアルの進め方|8つの手順と社内の準備

ナレッジ

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    新規事業立ち上げ

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    サービス改善・グロース

更新日

2026/10/11

「ホームページをリニューアルすれば、問い合わせが増えるはず」と考えて準備を始める担当者は少なくありません。ただ、刷新しただけで数字が上がることはまれです。リニューアルで変わるのは、サイトを訪れた人の行動だからです。この記事では、Web制作会社のGOROが実際に進めている8つの手順と、始める前に社内で決めておくことを解説します。自社のリニューアルを何から始めればよいかが分かります。

この記事について

編集部

ホームページリニューアルで変わること・変わらないこと

結論から言うと、リニューアルで改善できるのは「サイトを訪れた人が問い合わせまで進むかどうか」です。訪れる人の数を増やす集客は、別のテーマとして考える必要があります。

リニューアルで変わること

リニューアルだけでは変わらないこと

対象

訪れた人の行動(問い合わせや資料請求への転換)

訪れる人の数(集客)

具体例

情報の整理、導線、デザイン、更新のしやすさ

検索順位、社名での検索、営業や展示会からの流入

効く施策

リニューアル、サイトの改善

SEOやAI検索への対策、営業、セミナー、外部サイトからのリンク

改善できるのは、訪れた人の行動

情報の整理や導線、デザインを見直すと、訪れた人が迷わずに問い合わせや資料請求へ進めるようになります。例えば、システム開発会社のmofmofでは、トップページの構成を作り直したことで、サービスの詳細ページへ進む人の割合が1.6倍になりました。

集客を増やすには、Webに閉じない施策がいる

サイトを訪れる人の数は、営業活動、セミナーや展示会、SEOやAI検索への対策など、さまざまな施策の結果として増えていきます。新しいサイトの公開直後は、お知らせやプレスリリースで一時的に訪問が増えることもあるでしょう。ただ、刷新しただけで訪問が増え続けることはありません。

集客と問い合わせへの転換は地続きです。とはいえ、切り分けて考えないと、リニューアルへの期待だけが膨らんでしまいます。

関連記事:コーポレートサイトのSEO対策|効く施策と効かない施策

リニューアルするべきか、改善で十分かの判断基準

今のサイトに不満があっても、作り直す必要があるとは限りません。GOROでは、目的・期待する成果・時間軸の3つを伺って、リニューアルと改善のどちらを勧めるかを決めています。

リニューアルが向いているケース

  • サービスのコンセプトや会社のアイデンティティを変え、顧客からの見られ方を変えたい

  • 事業の内容が変わったのに、サイトの説明が昔のままになっている

  • 社内でサイトを更新できず、文字を直すたびに外注が必要になっている

改善で十分なケース

  • 短い期間で、問い合わせや資料請求を増やしたい

  • 訪問は一定数あるのに、問い合わせにつながっていない

  • 集客を増やしたい(SEOのコンテンツや、既存の顧客へのアプローチなどを優先します)

ブランドの考え方を固める作業と、Webサイトのリニューアルが混同されることもあります。両者は別の仕事です。Webのリニューアルは、ブランドのアイデンティティやコンセプトが決まっていると進めやすくなります。どこから見直したいかによって、プロジェクトの立ち上げ方も変わります。

関連記事:BtoBサイト改善の進め方|最初の2週間の手順と効果が出た施策

リニューアルを始める前に社内で決めておく3つのこと

リニューアルが止まる原因の多くは、制作会社に依頼する前の準備にあります。次の3つを社内で決めてから相談すると、進行がスムーズです。

1. 目的と期待する成果、その時間軸

何のためにリニューアルするのか、公開後にどの数字がいつまでにどうなっていればよいのかを決めます。「問い合わせを増やしたい」のか「会社の見られ方を変えたい」のかで、作るべきサイトは変わります。

2. プロジェクトの責任者と関係者

リニューアルでは、事業の方針や各部署の要望を集めて調整する役割が欠かせません。窓口の担当者を決めても、通常業務の片手間になっているケースが多くあります。社内に協力者がいるだけで、進むスピードと品質は大きく変わるでしょう。

よくあるのが、公開の直前に上長が初めて内容を確認し、原稿や情報の差し替えが発生するケースです。確認する人は、最初から関係者として洗い出しておきましょう。

3. 原稿を誰が用意し、誰が確認するか

原稿の担当が決まっていないと、社内の確認が遅れて制作が止まります。事業を一番よく知っているのは社内の人なので、原稿の検討は社内で担うのが基本です。社内で体制を組めない場合は、資料や今のサイトをもとに制作会社が案を作り、社内で指摘する進め方もあります。

ホームページリニューアルの進め方【8ステップ】

GOROがコーポレートサイトのリニューアルで実際に進めている手順です。発注側がやることもあわせて紹介します。

ステップ

主な内容

発注側がやること

1. ヒアリング

背景・目的・ゴールの確認

目的と期待する成果を伝える

2. 契約

成果物・期間・体制の決定

予算と決裁の段取りを進める

3. キックオフ

関係者で目的とゴールを合わせる

関係者を集める

4. 要件定義・ワイヤー

サイトの構造、機能、主要ページの構成と原稿

原稿を検討し、要望を取りまとめる

5. デザイン

方向性の幅出しと合意、撮影

方向性を判断し、撮影を調整する

6. 実装

構築、CMSや外部ツールの連携、リダイレクト

ドメインや既存データの情報を渡す

7. テスト・公開

表示と機能のテスト

受け入れテストをする

8. 運用・検証

更新のレクチャー、数字の確認

社内で更新する体制を作る

ステップ1:ヒアリング

リニューアルの背景や目的、ゴールを伺います。あわせて、Webのリニューアルでできることと、できないことの線を引きます。

ステップ2:契約

納品型の契約では、成果物、期間、進め方を決めます。規模が大きい場合は準委任型の契約にして、要件定義・ワイヤー、デザイン、実装、運用改善のフェーズごとに区切るのが基本です。フェーズごとに、どの役割の人が何人入るかも調整します。

ステップ3:キックオフ

契約の内容をもとに関係者に集まってもらい、目的とゴールをすり合わせます。最初に認識を合わせておくと、後の工程での大きなズレが減ります。

ステップ4:要件定義・ワイヤー

リニューアルで最も重要で、議論に時間がかかる工程です。「なぜ作るのか」を「何を作るのか」に具体化します。サイトの構造を整理しながら、フォームや外部ツール、CMSなどの機能も決めていきます。主要なページから順に、訴求や構成、原稿、レイアウトのイメージを形にするのがポイントです。

GOROは、公開後の改善や運用を前提に設計し、SEOやAI検索からの集客まで考えたサイト構造を大切にしています。例えば、リブ・コンサルティングのモビリティ領域のサイトは、大企業向けへ事業を広げる段階でした。そこで「できること」を並べるのではなく、強みの領域を形にして打ち出す構成に変えています。

ステップ5:デザイン

いきなりデザインを作ることはしません。サービスや会社のアイデンティティをもとに、雰囲気の違う2〜3案を出して方向性を合意してから、ワイヤーにデザインを当てていきます。ここまで進むと大きな議題は少なくなり、制作会社が主体で進められます。

複数の事業を持つ会社では、事業ごとに顧客が違う中で、サイトの雰囲気をどうまとめるかが課題です。ある旅行会社のリニューアルでは、創業時から大切にしてきた事業の雰囲気を残しつつ、法人向けの事業らしさも出す形でバランスを取りました。

BtoBのコーポレートサイトでは、会社の顔が見えることも大切にされます。GOROでは、プロのカメラマンが撮影の企画から当日の進行まで担当します。リブ・コンサルティングでは、働くシーンやコンサルタントの写真を撮影しました。

ステップ6:実装

決まったデザインをサイトとして構築し、CMSや外部ツールとの連携を進めます。リダイレクトの設定やドメインの移管が必要な場合は、社内の担当者との連携が欠かせません。既存の記事など、移すデータの量が多い場合は、移行の作業を誰が担当するかも決めておきます。

ステップ7:テスト・公開

テスト環境で、表示の崩れと機能を確認します。制作会社のテストの後に、発注側にも受け入れテストをしてもらってから公開します。

ステップ8:運用・検証

公開の前後で、社内で更新できるように支援します。GOROでは、StudioのCMSの使い方をオンラインで1時間ほどレクチャーしています。運用の効率と改善のスピードを上げるには、更新の一部を社内で回せる状態にしておくことが大切です。

リニューアルにかかる期間の目安

期間は、ページ数と決めるべきことの多さで変わります。GOROの目安は、20ページ未満のサイトで3〜4か月、20ページ以上の大規模なサイトで4〜6か月です。

期間が延びる原因の多くは、要件定義・ワイヤーの議論と原稿の確認です。公開したい時期が決まっている場合は、そこから逆算し、社内の確認にかかる時間も計画に入れておきましょう。

関連記事:BtoBサイトのリニューアル|失敗しない進め方と期間・費用の目安

リニューアルで検索順位を落とさないための5つの対策

リニューアルの直後に、検索からの流入が減ることがあります。GOROでは、次の5つを必ず確認しています。

  1. h1・h2などの見出しの構造を、ページの内容に合わせて整える

  2. 画像のalt(代替テキスト)とページの説明文(ディスクリプション)を設定する

  3. なくなるページやURLが変わるページは、新しいURLへ転送(リダイレクト)する

  4. 画像を圧縮してから掲載し、表示を速くする

  5. 集客したいページへの導線と内部リンクを設ける

特に、URLが変わるのにリダイレクトを設定し忘れると、旧ページが積み上げてきた評価を引き継げません。公開前に、今のサイトのURLと新しいURLの対応表を作っておくと安心です。

リニューアルの前後で確認する数字

公開の前に、次の数字を記録しておきます。比べる元の数字がないと、リニューアルの効果を判断できません。

種類

数字

見るポイント

最終の成果

問い合わせの数と率

目的に直結する数字

最終の成果

資料請求など、ほかのコンバージョン

ある場合はあわせて確認する

サイトの評価

セッション数

訪問が減っていないか

サイトの評価

直帰率

見てすぐに離脱していないか

サイトの評価

回遊率

主要なページへ進んでいるか

刷新だけで数字が大きく上がることは、まれです。公開の直後は、まず数字が減っていないか、検索の評価が下がっていないかを確かめましょう。

よくある失敗と防ぎ方

原稿が遅れて制作が止まる

リニューアルで最も多い失敗です。プロジェクトの発足時に、原稿の担当と確認の流れを決めておきましょう。

後から関係者が増えて、作り直しになる

関係者を巻き込まずに進め、公開の直前に意思決定者が確認するケースです。意思決定者とは、早い段階から認識を合わせておきます。

リニューアルへの期待が膨らみすぎる

集客も問い合わせも一度に増えると期待すると、公開後に「効果がなかった」という評価になりがちです。目的と期待する成果、その時間軸を最初に決めておきます。

ブランドづくりとWebの刷新を同時に進めて迷走する

コンセプトから決め直す場合は、ブランドの検討を先に進めるか、Webとは別のプロジェクトとして立ち上げると進めやすくなります。

よくある質問

Q. ホームページの更新とリニューアルの違いは何ですか?

更新は、今のサイトの構造やデザインを保ったまま、情報を追加・修正することです。リニューアルは、サイトの構造やデザイン、更新の仕組みを見直して作り直すことを指します。

Q. リニューアルの費用はどのくらいですか?

GOROの料金表では、20ページ以上のサイトが大規模(200万円〜)にあたります。リニューアルの相談で多い規模の目安は次のとおりです。

ページ数

費用の目安

20〜30ページ

200万〜300万円

30〜60ページ

300万〜500万円

60ページを超えるサイト

500万〜1,000万円ほど

ページ数には、CMSで追加する記事の数は含みません。

料金は、ページ数をもとにした目安です。CMSの設計や外部ツールとの連携、戦略の検討から関わる場合は、範囲に応じて金額が変わります。撮影・取材・原稿・動画は別途お見積もりです(税抜・2026年10月時点)。

関連記事:ホームページリニューアルの費用相場|見積もりの見方と抑え方

Q. WordPressからStudioに移すべきですか?

社内でサイトを更新できずに困っているなら、検討する価値があります。WordPressはセキュリティへの対応やプラグインの保守に手間がかかり、エンジニアしか触れない状態になりがちです。Studioのようなノーコードツールに移した会社では、簡単な更新やCMSの運用を、エンジニアなしで社内で回せるようになったケースが多くあります。文字を1か所直すたびに払っていた外注費が減った例もあります(StudioとWordPressの比較)。

Q. 制作会社はどう選べばよいですか?

費用、品質(実績)、進め方(どこからどこまで対応するか)、信頼(担当者の受け答えや相談への向き合い方)の4つを見ましょう。社内でWebの知識を補いにくい会社ほど、任せきりにならず丁寧に進めてくれるかが大切です(Studio制作代行の選び方)。

関連記事:コーポレートサイト制作会社おすすめ7選|目的別の選び方と比べ方

まとめ

  • リニューアルで変わるのは訪れた人の行動で、集客は別の施策で増やす

  • 目的・期待する成果・時間軸で、リニューアルか改善かを判断する

  • 始める前に、責任者と関係者、原稿の担当を決めておく

  • 進め方は8ステップで、最も大切なのは要件定義・ワイヤー

  • 検索順位を落とさないために、リダイレクトや見出しの構造を確認する

  • 公開の前に数字を記録し、公開の直後は減っていないかを確かめる

リニューアルを検討しているものの、何から決めればよいか分からない場合は、目的の整理から一緒に考えます。今回の進め方は、GOROの「コーポレートサイト制作支援」でご相談いただけます。

本記事では、ホームページリニューアルの進め方を8つの手順で解説しました。リニューアルで変わるのは訪れた人の行動で、集客は別の施策で増やす必要があります。目的・期待する成果・時間軸と、責任者・関係者・原稿の担当を先に決めてから進めると、手戻りを防げます。

この記事について

編集部

記事を書いた人

  • 旭 俊成

    株式会社GORO 代表取締役

    UI/UXデザイン会社での実務を経て、スタートアップの1人目デザイナーとして、プロダクト開発からマーケティングまでを担当しました。2021年に株式会社GOROを設立し、Webサイト制作・UIUX設計・AI活用の3領域で企業を支援しています。BtoBのコーポレートサイトやオウンドメディアを立ち上げから公開後の改善まで手がけ、自社のコラムの運営も担っています。STUDIO・Framer公式エキスパート。Claude Codeの法人研修も提供しています。

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    株式会社GOROが運営するコラムです。Webサイト制作・プロダクトのUI/UX設計・AI活用支援の現場で実際に手を動かしているメンバーが、成果につながった手法と実務で得た知見を発信しています。

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