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コーポレートサイトのSEO対策|効く施策と効かない施策

コーポレートサイトのSEO対策|効く施策と効かない施策

ナレッジ

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    サービス改善・グロース

更新日

2026/10/7

コーポレートサイトのSEOを見直したいものの、記事を増やすべきか、AIへの対策から始めるべきかで迷っていませんか。コーポレートサイトのSEOは、社名・サービス名・発注につながる語の3つで見つけてもらう設計から始めると、問い合わせにつながります。この記事では、GOROの実測データと支援の現場で見てきた例をもとに、効く施策と効きにくい施策、AIに会社を正しく紹介してもらう方法までを解説します。

この記事について

編集部

コーポレートサイトのSEOで見つけてほしい3つの検索

コーポレートサイトのSEOを相談に来る方が最初に気にするのは、自社の名前で調べたときに上位に出るかどうかです。次に、事業の周辺の語や、発注につながりやすい語で出ているかを気にされます。コーポレートサイトで見つけてほしい検索は、次の3つに分けると整理しやすくなります。

検索の種類

例

見られていること

主な対策

社名

株式会社〇〇、〇〇 評判

会社が実在し、信頼できるか

会社概要のページを充実させ、社名の表記をそろえる

サービス名

自社のサービス名・製品名

サービスの中身と、ほかとの違い

サービスごとのページを用意し、名前と中身を一致させる

発注につながる語

〇〇 依頼、〇〇 見積もり 相場

依頼先として比べる材料があるか

料金・事例・進め方を載せたページと、発注の検討に役立つ記事を用意する

サービス名は、一般的な言葉や競合のサービス名と重なることがあります。サービス名で調べても競合が上位に出てしまい、負けていることを気にされる方も少なくありません。

発注に近いのは「依頼したい」検索

検索は、目的によって4つに分けられます。

分類

検索する人の目的

例(IT支援の会社の場合)

知りたい(KNOW)

情報を調べて疑問を解決したい

社内LAN 遅い 原因、ランサムウェア 対策

やってみたい(DO)

自分で何かを試したい

情報セキュリティ対策 チェックリスト

行きたい・見たい(GO)

特定の会社やサービスのページを見たい

会社名 評判、サービス名

依頼したい(BUY)

依頼先を探し、費用を知りたい

情シス代行 費用、ITアウトソーシング 見積もり 相場

コーポレートサイトで問い合わせを増やしたいなら、軸にするのは「依頼したい」と「行きたい・見たい」の検索です。「〇〇とは」のような知りたい検索は、AIの回答で疑問が解決し、サイトを訪れずに終わることが増えています。

まず確かめたい、サイトの構造の問題

SEOの施策を足す前に、今のサイトの構造に問題がないかを確かめます。GOROがWeb制作の支援の中で調べると、多くの会社で次のような問題が見つかります。

  • 見られないページが増えている:部署やプロジェクトの都合でキャンペーンのページやお知らせを公開し、公開後は放置されている

  • titleが正しく設定されていない:ページのタイトルに説明文がつながり、検索結果で崩れて表示されている

  • 旧サイトが残っている:リニューアル前のサイトが、新しいサイトと並んで公開されたままになっている

原因の多くは、SEOまで見られるWeb担当者が社内にいないことです。数年サイトを運営していると、気にかける人がいないまま問題が積み上がっていきます。

関連記事:BtoBサイト改善の進め方|最初の2週間の手順と効果が出た施策

リニューアルだけで順位は上がらない

リニューアルをすれば検索順位も上がると期待されることがありますが、GOROではリニューアルで順位が上がった例をあまり聞きません。リニューアルをしても、外部からリンクしてくれるサイトが増えるわけでも、検索する人が増えるわけでもないからです。

リニューアルを機に順位が上がるのは、もともと見出しのタグや画像の代替テキストなどが正しく設定されていなかった場合です。リニューアルの効果というより、従来のサイトの設計に問題があったと捉えるべきでしょう。

関連記事:ホームページリニューアルの進め方|8つの手順と社内の準備

GOROが標準で設定している基本のSEO

GOROがコーポレートサイトを作るときは、次の項目を標準で設定しています。いずれも、検索エンジンにページの中身を正しく伝えるための基本です。

項目

内容

見出しのタグ

h1、h2などの見出しを、ページの構造に合わせて設定する

画像の代替テキストと説明文

画像のaltと、ページごとの説明文(ディスクリプション)を設定する

リダイレクト

ページをなくす場合や、URLを変える場合は、新しいページへ転送する

画像の圧縮

画像を圧縮してアップする。Studioでは画像が自動でWebP形式に変わり、ファイルが軽くなる

内部リンクと導線

集客したいページへの導線と、関連するページどうしのリンクを置く

計測

Google アナリティクスを設定し、公開前と後の数字を比べられるようにする

サイトが重いと評価が下がるため、画像の形式を自動で変えてくれる点は、Studioでサイトを作る利点の1つです。

発注につながる語から逆算してコンテンツを作る

コーポレートサイトのSEOでよくある失敗は、とにかく記事の数を増やすことです。特に、知りたい系の検索に向けた記事ばかりを増やすと、アクセスは増えても問い合わせにはつながりません。

GOROに相談に来たあるIT支援の会社では、以前の制作会社の提案で、プリンターの設定やExcelをPDFにする方法といった一般的な記事を増やしていました。アクセスは増えたものの、訪れるのは調べ物をする一般の人ばかりで、問い合わせにはつながりませんでした。資料のダウンロードも、会社名の分からないフリーメールのアドレスがほとんどだったそうです。

必要なのは、問い合わせを生みたい語を先に決め、狙う語で上位を取るために必要な記事を逆算することです。たとえば「ITアウトソーシング 見積もり 相場」で問い合わせを生みたいなら、狙う語のページを柱にして、柱を支える記事を順番に作っていきます。目的によっては、一般的な記事が必要になることもあります。

GOROのコラムで問い合わせが出ていたのは依頼先選びの記事

GORO自身のコラムでも、同じ傾向が数字に出ています。GOROのサイトのセッションの約7割はコラム経由ですが、Studio系のコラムで問い合わせが出ていたのは、ほとんどが依頼先の選び方を扱う記事(Studio制作代行のおすすめ)でした。料金や比較の記事は、セッションが多くても、問い合わせはほとんどありませんでした。

AIに会社の情報を正しく紹介してもらうには

AIの概要やChatGPT、Geminiなどに会社の情報を正しく載せてもらうための対策も、土台はSEOと同じです。AIも、評価の高いページから引用することが多いからです。構造化データやよくある質問は読み込まれやすくなると言われますが、まずは顧客に求められるコンテンツを作ることから始めましょう。

GOROで実際に起きたことを紹介します。

検索で上位の記事が、AIの回答にも使われた

GOROの「Studio 制作代行 おすすめ」の記事は、2026年9月時点で検索1位です。同じ語で検索すると、AIの概要にもGOROの記事が引用されました。「Studio 料金」でも、検索2位の記事がAIの概要に採用されています。

ChatGPTに「おすすめのStudio制作会社」を聞くと、挙がった6社は、GOROの比較記事で紹介している6社と一致しました。ただし、各社の説明に使われていたのは、Studio公式の制作会社一覧(Studio Experts)の登録情報でした。Geminiでは顔ぶれが異なり、GOROの説明文はGOROのサービスページの言葉と一致していました。

どちらも1回ずつの確認で、断定はできません。ただ、AIの候補に入るかどうかは比較記事のような第三者の情報で決まり、何と紹介されるかは公式の一覧の登録情報と自社サイトの言葉で決まる、という見立てが立ちます。

会社の情報が薄いと、AIに引用されない

一方で、会話型のAIに「株式会社GOROはどんな会社ですか」と聞いたところ、GOROのコーポレートサイトだけが引用されないことがありました。会社について説明するページの中身が薄いと、AIはほかのサイトの情報を使います。

GOROでは、会社概要のページを新しく作り、会社の情報を構造化データ(Organization)で記述しました。あわせてWikidataにも会社を登録し、社名と公式サイトの情報をそろえています。効果は、まだ確かめている途中です。

AIの回答から、検索で確かめて問い合わせた例

GOROには、Geminiで知ったという問い合わせもありました。ある旅行会社の担当者は、Geminiで「Studioのおすすめの制作会社」を調べ、最初に勧められた会社を検索しました。しかし、勧められた会社はすでに別の会社に統合されており、AIの回答は正確ではありませんでした。担当者は検索で調べ直し、1位に表示されたGOROの記事から問い合わせています。

AIの回答が正確とは限らないため、最後に確かめる場として、検索結果は今も重要です。

今のところ、AIからの流入は小さい

GOROのサイトで、Google アナリティクスの参照元からAI経由の流入を数えると、2026年9月時点の直近90日で、全体の1%に満たない数でした。ChatGPTとGeminiからの流入が中心で、着地したのはすべてコラムの記事です。AI検索の対策だけで問い合わせが増えるわけではなく、検索から来る人への備えも欠かせません。

AIに正しく紹介してもらうために見直したいこと

  1. 検索で上位を取れるよう、SEOの土台を整える

  2. Studio Expertsのような公式の一覧や、業界のサイトに登録している情報を見直す

  3. 会社概要のページを充実させ、社名や事業内容の表記をほかのサイトとそろえる

  4. 比較や選び方の記事では、候補と選んだ理由を対にして書き、比較表の項目を欠けなく埋める

GOROの比較記事では、順位をつけず、「デザイン性の高い制作会社」のように用途ごとのラベルをつけて紹介しています。比較表も、5つの項目を6社分すべて埋めました。候補と理由が引用しやすい形になっていることが、AIに使われやすい理由の1つだと考えています。

コーポレートサイトのSEOで、効果が薄いこと

コーポレートサイトのSEOには、手間をかけても効果が薄い施策があります。GOROが支援の現場で見てきたものと、Googleが公式に不要としているものに分けて紹介します。

GOROが現場で見てきた、効果が薄い施策

よくある施策

効果が薄い理由

代わりにやること

記事の数を増やす

知りたい系の記事ばかりだと、問い合わせにつながらない読者が集まる

発注につながる語を先に決め、必要な記事を逆算する

網羅しようとページを増やす

アクセスの少ないページが増え、手入れの手間の方が大きくなる

顧客にとって大事なページに絞る

似た内容の記事を複数作る

同じ語で記事どうしが順位を食い合う。GOROでも、料金を扱う3つの記事が10位前後で食い合ったため、1つにまとめることにした

記事ごとに狙う語を決め、重なる記事はまとめる

リニューアルだけで順位を上げようとする

外部からのリンクも、検索する人も増えない

基本の設定を整え、発注につながる語のページを用意する

Googleが公式に不要としていること

施策

Googleの説明

代わりにやること

AI用のファイルや特別な構造化データを足す

AIの概要に表示されるための特別な最適化は不要で、AI用のテキストファイルや特別な構造化データも必要ないとしている。GOROの記事でも、構造化データが引用の決め手とは言えない

検索の基本(インデックス、内部リンク、テキストでの記述)を整える

文字数を増やす

上位に表示するための理想の文字数はないとしている

読み手の疑問に答えきる

キーワードを詰め込む・メタキーワードを設定する

キーワードの乱用はスパムに関するポリシーの違反で、メタキーワードは検索で使われていない

自然な言葉で書く

見出しや説明を画像の中に入れる

重要な内容はテキストで示すよう求めている

文字はテキストで入れ、画像は補足に使う

llms.txtのようなAI向けのファイルも、Googleの検索では不要とされています。ChatGPTなどほかのAIでの効果は、まだはっきりしていません。

出典:AI 機能とウェブサイト(Google 検索セントラル)、SEO スターター ガイド(Google 検索セントラル)

効果が出るまでの期間と、測り方

SEOやAI検索の対策は、広告のように翌月から結果が変わるものではありません。効果が出るまでには、半年から1年ほどかかります。GOROも、コンテンツマーケティングを始めてからAI経由の問い合わせが来るまでに、1年ほどかかりました。

一方で、一度土台ができれば、広告のようにランニングコストが積み上がることはありません。資産を積み上げる投資として考えるのがおすすめです。効果は、次の3つで測ります。

  • 検索での見つかり方:社名・サービス名・発注につながる語の順位と表示回数を、Search Consoleで見る

  • AI経由の流入:Google アナリティクスの参照元(chatgpt.com、gemini.google.comなど)で数える

  • 問い合わせ:どのページから問い合わせが来たかを見る

よくある質問

Q. 中小企業のコーポレートサイトにも、SEOは必要ですか?

必要です。少なくとも、社名とサービス名で調べたときに、自社のサイトが上位に出る状態は作っておきましょう。発注につながる語まで取りに行くかは、事業の目的と予算で決めます。

Q. リニューアルで検索順位は上がりますか?

リニューアルだけで上がることは多くありません。見出しや画像の設定が整っていなかったサイトでは、設定を直すことで読み込まれやすくなる場合があります。

Q. AIへの対策は、SEOと別にやるべきですか?

土台はSEOと同じです。土台を整えたうえで、公式の一覧や業界のサイトの登録情報、会社概要のページの中身を見直すと、AIに正しく紹介されやすくなります。

まとめ

  • コーポレートサイトで見つけてほしい検索は、社名・サービス名・発注につながる語の3つ

  • 施策を足す前に、見られないページ・titleの崩れ・旧サイトの残りを確かめる

  • 記事は数ではなく、発注につながる語から逆算して作る

  • AI検索の対策も土台はSEOと同じ。公式の一覧の登録情報と会社概要のページを見直す

  • 効果が出るまでは半年から1年。検索・AI経由の流入・問い合わせの3つで測る

コーポレートサイトのSEOを、サイトの設計から見直したい場合は、GOROの「コーポレートサイト制作支援」でご相談いただけます。

本記事では、コーポレートサイトのSEOで効く施策と効きにくい施策を、GOROの実測データとあわせて解説しました。見つけてほしい検索を社名・サービス名・発注につながる語に分け、記事は数ではなく発注につながる語から逆算して作りましょう。AI検索の対策も、土台はSEOと同じです。

この記事について

編集部

記事を書いた人

  • GOROメディア編集部

    企画・インタビュー・編集

    Webサイト制作・UIUX設計・AI活用を支援する株式会社GOROの編集チームです。支援の現場で得た知見と、メンバーや専門家へのインタビューをもとに、BtoBサイトやオウンドメディア、Studio、AI活用の実務に役立つ情報を発信しています。

記事の監修者

  • 旭 俊成

    株式会社GORO 代表取締役

    UI/UXデザイン会社での実務を経て、スタートアップの1人目デザイナーとして、プロダクト開発からマーケティングまでを担当しました。2021年に株式会社GOROを設立し、Webサイト制作・UIUX設計・AI活用の3領域で企業を支援しています。BtoBのコーポレートサイトやオウンドメディアを立ち上げから公開後の改善まで手がけ、自社のコラムの運営も担っています。STUDIO・Framer公式エキスパート。Claude Codeの法人研修も提供しています。

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株式会社GOROが運営するコラムです。Webサイト制作・プロダクトのUI/UX設計・AI活用支援の現場で実際に手を動かしているメンバーが、成果につながった手法と実務で得た知見を発信しています。

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