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「Code」という名前に、黒い画面と英語のコマンドを想像して身構えていませんか?Claude Codeの使い方は、非エンジニアの方が思うよりずっと簡単です。アプリを入れて日本語で話しかけるだけで動きます。
ただしChatGPTと同じ「答えるだけのAI」だと思うと、価値の9割を見落とします。GOROはプログラミング未経験のデザイナーが研修当日にサイトを完成させる場面を見てきました。始め方から使い方まで、画面つきで最短ルートだけ解説します。
この記事について
編集部
ここからは実際の始め方です。準備は3つだけ。順番どおりに進めれば、今日中に使い始められます。

Claude Codeには3つのバージョンがあります。
ターミナル版:黒い画面(正式にはCLI)でコマンド入力する。初心者には不向き
VS Code拡張機能版:VS Codeというソフトに組み込んで使いやすくしたもの
デスクトップアプリ版:黒い画面も英語のコマンドも不要
非エンジニアの方は、迷わずデスクトップアプリ版を選んでください。私たちがターミナル(コマンド入力)の操作を覚える必要はもうありません。
かつては「VS Code拡張機能版」をすすめる発信者が多くいました。しかし、デスクトップアプリ版が2026年4月に大幅アップデートされ*、ターミナル版との差はほとんどなくなりました。VS Code拡張機能版は、今では選ぶ理由がありません。
AI関連のツールは進化のスピードが速く、ネット上には古い情報も残っています。情報の日付には注意してください。
登録は必ず公式サイト claude.com から行ってください。似た名前の非公式サイトにアカウント情報を入力しないよう、アドレスバーを必ず確認する習慣をつけましょう。
Claude Codeは無料では使えません。有料のProプラン(月額20ドル、日本円でおよそ3,000円台)以上の契約が必須です*。
利用量が多い方向けの上位プラン「Max」(月額100ドルから)もあります。プランの選び方は、別の記事で詳しくまとめています。
▶ Claude Codeの料金を法人向けに解説!費用対効果や支払方法まで
公式ドキュメント*からお使いのOS用のデスクトップアプリをダウンロードします。MacでもWindowsでも使えます。
Windowsだけの注意点:WindowsでCodeタブを初めて開くときだけ、「Git for Windows」という無料ソフトのインストールを求められます*。案内に従ってインストールし、アプリを再起動すれば使えます。難しい設定はなく、画面の指示どおりに進めれば1〜2分で終わります。

アプリを起動したら、契約したアカウントでサインインします。サインインが済んだら、画面上部の「Code」タブをクリックしてください。これでClaude Codeの機能が使えるようになります。
準備が終わったら、いよいよ実践です。やることは4つ。この順番で進めれば、非エンジニアの方でも今日中にアプリが完成します。
Claude Codeに作業してもらう「場所」を決めます。デスクトップに空のフォルダを1つ作ってください。名前は自由です。ここでは「[プロジェクト名]」として、自分の仕事の名前に置き換えて使ってください(例:サイト制作)。
フォルダができたら、アプリの「Code」タブから「Local」→「Select folder」で、作ったフォルダを選びます。「このワークスペースを信頼しますか?」と聞かれたら「信頼する」を選んでください。

理由は安全のためです。Claude Codeは、選んだフォルダの中身だけにアクセスして読んだり書き換えたりできます。大切なファイルが入ったフォルダは選ばず、まずは空の練習用フォルダから始めれば、何が起きても安心です。
Claude Codeには複数のAIモデルが用意されていて、チャット欄のそばにあるモデル選択メニューから切り替えられます。アプリづくりのような複雑な作業には、最も高性能な「Opus」がおすすめです。日常的な軽い作業なら、バランス型の「Sonnet」でも十分です。

迷ったらOpusを選んでおけば間違いありません。あとから何度でも切り替えられるので、気軽に試してみてください。
準備ができたら、あとはチャット欄に日本語で話しかけるだけです。たとえば「PDFをPNG画像に変換するアプリを作って」のように、具体的に伝えます。
指示を送ると、Claude Codeは必要なツールを確認し、プログラムを書き、ファイルを保存する、という流れを自動で進めます。実行前には必ず「こういう作業をします」と見せてくれるので、内容を確認してから進めてください。
ChatGPTに質問するのと同じ感覚で問題ありません。違うのは、Claude Codeがその指示を受けて、実際にファイルを作る作業まで進めてくれる点です。
できあがったファイルをダブルクリックで開いて、動きを確かめます。思ったとおりに動かなかったり、不具合があったりしても、慌てる必要はありません。
チャットで「直して」「さっきの変更を元に戻して」と伝えれば、Claude Codeは何度でも修正してくれます。この「いつでもやり直せる」安心感は、初めての方には大きいはずです。失敗を恐れず、まずは身近な作業から試してみてください。
ただし、AIだけでサイトを完成させると、公開後に困るケースもあります。以下の記事で、AIが苦手な領域を先に押さえておくと安心です。
▶ AI Web制作でどこまでできる?おすすめツール3選と限界
セットアップが終わったら、次の疑問は「何をやらせるか」です。おすすめは、失敗してもダメージのない身近な仕事から順に任せて、成功体験を積み重ねていく進め方です。
「デスクトップに置きっぱなしのファイルを、種類ごとにフォルダを作って振り分けて」と伝えるだけで、Claude Codeが中身を見ながら整理してくれます。不要な重複ファイルを見つけて教えてもらうこともできます。実行前に「こう動かします」と確認が入るので、勝手に消される心配もありません。最初の練習にちょうどいい仕事です。
10個の日報から週報を1本にまとめる、複数の議事録から決定事項だけを抜き出して一覧にする、といった仕事もClaude Codeの得意分野です。フォルダの中の資料を読み込ませて「この形式で月次報告にまとめて」と指示すれば、内容を理解したうえで下書きを生成してくれます。ゼロから文章を作るのではなく手元の資料をもとに組み立てるため、事実と違う内容を作りにくいのも利点です。
これまで外注していた小さな仕組みも、自分で作れるようになります。「勤務希望を入力するとシフト表ができる簡単なツールを作って」と伝えると、その場で1つのプロジェクト(関係するファイルをひとまとめにした作業のかたまり)として組み立て、正しく動作するかのテストまでやってくれます。おかしな挙動(バグ)が見つかれば、修正まで続けて頼めます。
ただし、SNSで見かける「Claude Codeで1日で事業ができた」といった話は、半分は本当で半分は誇張です。順番を飛ばして大きな仕事から任せると、うまくいかないときに原因を切り分けられません。身近な仕事から階段を上るのが、結局いちばんの近道です。
具体的にどんな仕事を任せられるか知りたい方は、Claude Codeの活用事例をまとめた記事もご覧ください。
▶ 実際にClaude Codeで業務効率化した活用事例11選!やったことは対話しただけ
エンジニアの会社ではないGOROも、整理・書類づくり・ツール自作の順で任せる範囲を広げてきました。
レポート作成やGA4分析、契約書づくりなど、[Claude Codeの活用事例]を10個以上まとめた記事もあります。
Claude Codeに慣れてきたら、次に効いてくるのがCLAUDE.mdです。会社のルールやよく使う言い回しをメモに書いておくだけで、毎回同じ説明をする手間が消え、AIの受け答えも安定します。ここでは、その必要性から書き方までを順にやさしく解説します。
AIに同じ説明を何度も繰り返した経験はないでしょうか。新しい会話を始めるたびに、「うちの会社は◯◯です」「いつもこういうルールで進めています」と、一から説明し直す煩わしさです。

CLAUDE.mdは、その煩わしさを解消する仕組みです。会社のルール・よく使う言い回し・注意してほしいことを一度書いておくと、Claude Codeが会話を始めるたびに自動でそれを読み込みます。AIが勝手に記憶してくれるわけではなく、「あなたが書いたメモを、毎回最初に読んでもらう」という仕組みです。書いておいた分だけ、効果が出ます。
「.md」は「Markdown(マークダウン)」という書き方の拡張子です。もともとは人間が読みやすい文章を簡単に書くための記法で、難しいプログラミング言語ではありません。メモ帳に近い、誰でも書ける普通の文章ファイルです。近年はAIに指示を伝える場面でもよく使われています。
ゼロから書く必要はありません。作業フォルダでチャット欄に「/init」と入力すると、Claude Codeがプロジェクトの内容を分析して土台を自動で作ってくれます。

まずは自動生成された内容を見ながら、足りない部分を書き足していけば十分です。
厳密に言うと、Claude Codeは会話を「記憶」しているのではなく、会話を始めるたびにCLAUDE.mdを毎回読み直しています。だからこそ、内容を整理して簡潔に書くことが大切です。長すぎたり、ごちゃごちゃ書いていると、せっかくの内容も読み流されてしまいます。
CLAUDE.mdは「絶対のルール」ではなく「参考にしてほしいメモ」です。基本的には従ってくれますが、100%守られる保証はありません。書いたとおりに動かないことがあっても、故障ではないので安心してください。
何を書けばいいか迷ったら、次の5つを目安にしてください。
カテゴリ | 書く内容の例 |
|---|---|
①プロジェクトの目的 | このサイト・サービスは何のためのものか |
②共通ルール | 文体・トーン・言葉選びのルール |
③出力の方針 | 形式・長さ・構成の指定 |
④やってほしくないこと | NG表現・避けたい行動 |
⑤参照先・補足 | 参照してほしい資料や用語集 |
CLAUDE.mdと同じ「.md」形式を使う仕組みが、もう一つあります。
スキル(SKILL.md)は、「このやり方で進めて」という決まった作業手順をテンプレート化したものです。CLAUDE.mdが「常に守ってほしいルール」なら、スキルは「特定の作業のときだけ使う手順書」だと考えてください。

スキルも、最初から使う必要はありません。CLAUDE.mdだけ作っておけば十分に効果を感じられます。よく繰り返す作業が出てきたら、スキルとして整理していけば大丈夫です。
Claude Codeの始め方がわかっても、いざ使い始めると「思ったように動いてくれない」と感じる場面が出てきます。ChatGPTで「うまく使いこなせない」「事実と違うことを言われた」という経験がある方ほど、ここが気になるはずです。つまずきやすいポイントを、資料の渡し方から指示の出し方まで、先回りしてお伝えします。
作業をお願いするときは、関係する資料だけを1つのフォルダにまとめておくと、Claude Codeが迷わずたどり着けます。写真や動画など無関係な重いデータを同じ場所に入れておくと、探す手間が増えるだけでなく確認にも時間がかかります。慣れてきたら、仕事の種類ごとにフォルダを分けておくと、次回以降の指示もスムーズになります。
入力欄で「@」と打つと、フォルダの中のファイル名の候補が表示され、選ぶだけで会話に渡せます。数文字打つだけで絞り込めるので、正式な名前を覚えていなくても大丈夫です。画像やPDFはドラッグ&ドロップでそのまま渡せます。これはCLI(ターミナル版)には無い、デスクトップアプリだけの機能です(出典:Claude Code公式ドキュメント)。
「雑な指示を送ると大失敗する」というほど神経質になる必要はありません。情報が足りなければ、Claude Codeのほうから聞き返してくれるからです。とはいえ、頼みごとを新しく入った社員にお願いするつもりで「誰に向けた、何のためのものを、どんな雰囲気で」まで最初から伝えておくと、聞き返しのやり取りが減ります。最初から完璧を狙わず、出てきたものを見て「ここをこう直して」と会話しながら仕上げていくのが、うまくいく進め方です。
作業中に赤いエラー文字が出たり、思い通りに動かなくなったりしても、ネットで検索して調べる必要はありません。
エラーの文章や画面のスクショ*をそのままチャット欄に貼り付け、「どう直せばいい?」と指示するだけで大丈夫です。Claude Codeが状況を分析し、原因の特定から実際の修正まで一貫して対応してくれます。
*ファイルを保存せずそのままチャット欄に貼り付けられる範囲スクショのショートカットが便利です:
Mac: Shift + Command(⌘) + Control + 4
Windows: Windows + Shift + S
よく聞かれる質問に答えます。
多くの方がつまずくポイントです。GOROの研修でも、Claude.aiをダウンロードして「これがClaude Codeだ」と思い込んでいた参加者が実際にいました。
違いは1つだけ覚えれば十分です。Claude.aiは質問に答えてくれますが、あなたのパソコンにあるファイルを直接開いたり書き換えたりはできません。一方Claude Codeは、あなたが許可したフォルダの中のファイルを実際に読んで、直して、作ってくれます。
Claude.ai | Claude Code | |
|---|---|---|
向いている場面 | すぐに質問して答えが欲しいとき | ファイルを作ったり直したりしたいとき |
準備 | ブラウザを開くだけ | 作業用フォルダを1つ用意する |
ファイルの扱い | 貼り付けて相談できる | 直接読んで書き換えられる |
向いている人 | ちょっと調べたい人 | 作業そのものを任せたい人 |
ちょっとした相談ならClaude.ai、実際の作業を任せたいならClaude Code。用途で使い分ければ十分です。
使えます。Claude CodeのデスクトップアプリはMac専用ではなく、Windowsにも対応しています(出典:Claude Code公式ドキュメント)。1点だけ、WindowsでCodeタブを初めて開くときに「Git for Windows」という無料ソフトのインストールを求められます。案内に従ってインストールし、アプリを再起動すれば、あとはMacと同じように使えます。
残念ながら、Claude Codeを無料で試す方法はありません。Proプラン(月額20ドル、日本円でおよそ3,000円台)以上の契約が必要です。これまで手作業でやっていた仕事が1つ自動化できれば十分に回収できる金額なので、初心者の方も1ヶ月だけ契約して自分の仕事にどれだけ効くかを確かめてみるのがおすすめです。合わなければその月でやめれば大丈夫です。
同じ契約のまま、デスクトップアプリ版・ターミナル版・VS Code版(VS Codeに拡張機能を追加して使う方式)のどれでも使えます。最初はデスクトップアプリ版で問題ありません。決まった作業を本格的に自動化したくなったら、そのときにターミナル版を検討すれば十分です。
本格的に使うようになると、GitHub(複数人でファイルを共有・管理する場所)と連携して変更履歴を1つずつ記録(コミット)したり、SlackやNotionなど外部サービスとつなぐ仕組み(MCP)を足したりもできます。ただし、これらは入り口では覚える必要はありません。必要になったときに、Claude Code本人に聞きながら少しずつ広げていけば大丈夫です。
Claude Codeは、「Code」という名前から想像するような難しいものではありません。デスクトップアプリを入れ、日本語で話しかけるだけです。黒い画面もコマンドも必要ありません。
今日やることは1つだけです。アプリを入れて練習用の空フォルダを作り、身近な作業を1つ頼んでみてください。「これは使える」という手応えが得られるはずです。
導入で一番難しいのは、始めることではなく続けることです。多くの会社で、最初にさわった人が「すごいね」と感心して、そのまま使われなくなっていきます。
Claude Codeは何度でもやり直しができますが、業務で定着させるには「AIが迷わない指示の出し方」を掴むことが抜け道になります。
「自分が使えるところまでは来たが、社内に広げて定着させるところが不安だ」という方は、GOROのClaude Code法人研修をのぞいてみてください。つまずきやすい場所を先回りして設計しているので、「すごいね」で終わらせない導入をお手伝いできます。
▶ 非エンジニア向けClaude Code法人研修の詳細を見る
記事を書いた人
GOROメディア編集部
企画・インタビュー・編集
Webサイト制作・UIUX設計・AI活用を支援する株式会社GOROの編集チームです。支援の現場で得た知見と、メンバーや専門家へのインタビューをもとに、BtoBサイトやオウンドメディア、Studio、AI活用の実務に役立つ情報を発信しています。
事業を前進する
株式会社GOROが運営するコラムです。Webサイト制作・プロダクトのUI/UX設計・AI活用支援の現場で実際に手を動かしているメンバーが、成果につながった手法と実務で得た知見を発信しています。
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