

クライアント
パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社
プロジェクトの概要
キャリア自律支援サービス「プロテア」のサービス改善にあたって、「プロダクトチームPlus」にてUIUXデザインと開発を担当しました。
スコープ
#UIUXデザイン
期間
2024年2月〜現在
「プロテア」は2021年より提供を開始したキャリア自律支援サービスです。経営者・人事担当者向けに、社員の活動状況を可視化したり、社員向けにはキャリア自律につながる支援を提供したりしています。
数年の事業運営を経て、顧客のニーズや必要とする機能が見えてきていました。しかし、全ての機能を自動化することができず、人力で対応している部分も多くありました。今後の事業拡大や顧客へ効率的にサービスを提供するため、サービス改善が求められていました。
GOROとmofmof社による「プロダクトチームPlus」でご支援。GOROがUIUXデザイン領域を、mofmof社が開発領域を担当し、両社が密にコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進行しました。

「プロテア」はすでに数年間の運営を経て出来上がったサービスです。そのため、初めに既存サービスの利用やパーソルワークスイッチコンサルティング様へのヒアリングを通じて、サービスへの理解を深めました。その上で改めて、サービスを通じて顧客に提供する価値や業務フローを整理し、本プロジェクトにおける目標設定をしました。
目標が定まってからは、ワイヤーフレームのラフを作成し、アウトプットのイメージを見合わせながら制作を進行しました。初めから「機能」を議論するのではなく、サービスのユースケースを細かく検証し、より顧客にとって使い心地の良いサービスを目指しました。
デザインFIX以降はmofmof社と連携し、開発を進めていただきました。開発中もこまめにやりとりをし、デザインの再現度を上げられるよう努めました。
「プロテア」プロジェクトオーナーの宮崎様にお話を伺いました。プロジェクトの進め方や「プロダクトチームPlus」への評価を教えていただきました。
―「プロテア」はどんなきっかけでできたサービスなのでしょうか?
宮崎: 構想し始めたのは2017年〜2018年頃のことです。当時、私は副業で「二枚目の名刺」(※)というNPO法人に所属し、本業以外でも活動を始めました。それまで本業で定時に帰る日なんてほとんどなかったのに、副業を始めたことで生き生きとし出し、定時で帰るようになりました。周りからも、「宮崎さん、最近帰って何やってるんですか?」と聞かれたのを覚えています。

ただ、本業以外にも熱中できる活動ができたのは良いものの、どこか後ろめたさを感じている自分もいました。私以外にも周りで副業している人の中には、ルール上副業可の会社であっても、副業していることを同僚に隠している人が多くて。
せっかく副業によって新しい経験や能力を身につけているのに、それが活かされていない。これって健全じゃないなと感じました。どうにか、人々の才能がちゃんと循環する社会「人才循環社会」を実現したいと感じ、「プロテア」を作ろうと考えたんです。
―アイデアが浮かんでから、どのように事業化に漕ぎつけたのですか?
宮崎:ちょうど良いタイミングで、パーソルグループ内の新規事業開発プログラム「Drit」というのがあったんです。社内のビジネスコンテストに近いもので、ここに「プロテア」のアイデアを持ち込み、事業化の機会を掴み取りました。

―「プロテア」は2021年から提供を開始されました。数年間の運営を経て、今回のプロジェクトが始まりましたが、どんな課題があったのでしょうか?
宮崎:様々な課題がありますが、今回のプロジェクトで最も力を入れて改善したのは、レポートの自動化です。数年間、事業を運営する中で、社員の状況や困りごとを可視化するレポートに大きなニーズがあることがわかりました。ただ、今までこれらのレポートは手動でExcelやPowerPointで制作していたため、事業が拡大するにあたってスピード感が追いつかなくなっていました。
そこで、よりお客様のニーズにクイックに対応するために、サービスのシステムを変えようと考え始めたんです。ただ、社内で実際に手を動かせるメンバーは不足していたので、外部の企業と組んで開発することにしました。

―そのような課題があった上で、「プロダクトチームPlus」を選んでくださった決め手を教えてください。
宮崎:最初、mofmofさんにお声がけして、プロジェクトの説明をしました。そうしたら、GOROさんと一緒に「プロダクトチームPlus」として支援してもらった方が、良いプロダクトになりそうだとご提案いただいたんです。
mofmofさんとしては1社でどうにかするという選択肢もあったと思うのですが、私たちにとってより良い結果になる方法は何かという観点で提案してくださったのがよかったなと思います。
―プロジェクト前半では、GOROがヒアリングをベースにプロジェクトの方針や目標設定、要件定義からデザインまでを進めていきました。このフェーズについて、印象的だったことはありますか?
宮崎:初めに、商談から納品まで「プロテア」のサービス提供の流れを整理したのですが、全体像が見えていたのが私だけだったことに気付きました。これまでいかに頭の中だけでサービスを作っていたのか痛感して。カスタマージャーニーを改めて整理することで、商談時に出てくる要望と実際のサービス提供時にできていることの差異も整理できました。

その後、デザインや開発の要件を決めていったのですが、GOROさんとmofmofさんは理想形から逆算して要件を考えてくれるのが心地よかったです。こういったプロダクト作りの話をすると、「どういう機能が欲しいんですが?」と聞かれて、私が答えないといけないことが多い。けれど、今回は「誰が・どういうシーンで使うのか」「どんな価値を提供したいのか」という話をすれば、クリエイターさん側でシステム面の仕組みやデザインを考えてきてくれるのですごくやりやすかったです。

―そう言っていただけて何よりです。「どんな価値を?」という目標設定を最初にできたので、機能の優先順位づけもしやすくなったように思います。プロジェクト全体の進め方に関して印象に残っている点はありますか?
宮崎:特に開発フェーズに入ってからですが、「Backlogってこうやって使うのか!」と発見がありました。普段の仕事でもBacklogを使ったことはありましたが、ほとんどチケットのやり取りしかしていなくて。今回のプロジェクトでは全体の進捗管理にもBacklogを使い、見積もり工数に対してどのくらいの状況なのかなどを可視化できていたのがわかりやすかったです。

あとは、定期的に実施していた振り返り会も実施できてよかったです。KPT(Keep、Problem、Try)のワークフレームで振り返りをしていたのですが、結構ポジティブな意見も多く出ました。個人的には「振り返り」というとなぜか「反省会」のようになりがちなのが嫌だなと思っていて。そうではなくて良いところも改善点もきちんと把握する会として機能していたのがよかったです。

―最後に、「プロダクトチームPlus」へのご依頼を検討している方へ一言お願いします。
宮崎:「プロダクトチームPlus」をおすすめしたいポイントは2つあります。1点は、サービスコンセプトを整理するところから伴走できるチームだということ。ビジネスアイディアができたけれどまだ形になっていないという段階の会社でも、話せるパートナーとして、おすすめしたいです。
もう1点は、私たちのようにすでに一度出来上がったサービスでも、深くコミットしてくださること。正直、一旦作りきられていて、情報量の多いサービスを理解するのって手間がかかると思うんです。既存情報をキャッチアップするだけでもかなりの労力がかかる。けれど、しっかり情報を汲み取って、より良いものにする施策を考えてくださったのがとても嬉しかったです。

本プロジェクトの中で実際に制作したサービスを紹介します。


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